2005年衆院選についてその1(私見)―05.08.24記述

ここに書かれているのはあくまでも新聞記事などについての「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

これらのような記事を発見しました。以下引用です。

亀井氏、小選挙区単独で 「堀江氏出馬はチャンス」 (共同通信「8月19日」より引用)


 国民新党の亀井静香元自民党政調会長は19日朝のTBSの番組で、衆院選で比例代表中国ブロックには重複立候補せず、小選挙区(広島6区)単独で戦う考えを表明した。「選挙区からノーと言われたら、バッジを着ける気持ちはない。地元の信を失えば退くべきだ」と強調した。

 自民党が出馬を要請したライブドア社長の堀江貴文氏が広島6区を希望していることには「私の理念や政策を国民に理解してもらうチャンスになる。カネの力で何でも手に入れようとする人が政治で何をするのか」と対決に意欲を示した。




「大樹」国民新党支援決める、反対票組の応援も (読売新聞「8月19日」より引用)


 特定郵便局長のOBや家族らが組織する「大樹」(会員約10万人)は18日、都内で緊急全国会議を開き、衆院選では自民党支持を見直し、郵政民営化関連法案に反対した綿貫民輔・元衆院議長らが結成した国民新党を支援することを決めた。

 自民党の得票に影響を与えるだけでなく、無所属で出馬する構えの反対票組に新党合流の動きが出る可能性もある。

 この日の決定では、比例選では、国民新党が候補者を擁立する北陸信越、中国の両ブロックで同党を支持し、今後、他のブロックに立つ場合も支援を検討する。

 小選挙区では、同党の綿貫代表、亀井久興幹事長、亀井静香・元建設相の3氏に加え、法案に反対して無所属で出馬する自民党の前議員も支援する。その他のブロック、選挙区は自主投票とする。

 大樹は、自民党の職域支部で最大規模の党員数を誇る。2001年参院選では、支援した比例選候補が47万8985票を獲得した。

 国民新党に参加した長谷川憲正参院議員も、2004年参院選で大樹の全面支援を得て、28万2919票を獲得して当選している。

 また、旧全逓信労働組合(全逓)である日本郵政公社労働組合(JPU、組合員約14万9400人)の難波奨二書記長は18日、読売新聞の取材に対し、比例選で民主党を支援する一方で、綿貫氏ら国民新党の3氏に対する小選挙区選での支援を検討する考えを示した。



チャンス?戦術に利用? 相次ぐ女性候補擁立 (共同通信「8月22日」より引用)


 「女性議員を増やすチャンス!」「『くノ一』戦術に利用されただけ」。衆院選で知名度の高い人を中心に女性を次々と擁立する自民党。比例名簿上位に女性を抜てきする方針も決めている。国会議員に占める女性の割合は先進国で最も低い。しかし「造反組つぶし」のどぎつさを柔らかいイメージで薄めようという“下心”も透けて見え、女性たちの受け止めは分かれ、複雑だ。

 「改革のマドンナとしてお願いしたい」と小泉純一郎首相から出馬を口説かれた前財務省課長の片山さつきさん。さらに前ジュネーブ軍縮大使猪口邦子さんや「カリスマ主婦」で知られる料理研究家藤野真紀子さん…。

 多彩な顔触れに、ジャーナリスト下村満子さんは「実力でのし上がってきた論も弁も立つ女性ばかり。野党はやられたな」と評価。「思い切り正論を吐いて自民党の古い体質に風穴をあけて」と期待を込める。



新党「日本」を結成 代表に田中長野県知事 (共同通信「8月21日」より引用)


 郵政民営化関連法案に反対した小林興起前自民党衆院議員ら4人と田中康夫長野県知事は21日、新党「日本(にっぽん)」を結成すると発表した。代表には田中氏が就任、衆院選に出馬せず、知事職を続ける。国政選挙に臨む政党の党首に現職知事が就くのは極めて異例。郵政法案反対派による新党は、国民新党(綿貫民輔代表)に続き2つ目。衆院選では、田中知事の知名度を生かし、特に都市部の有権者の支持獲得を狙う考えだ。

 田中氏は「合言葉は信じられる日本へ」などとする結党宣言を発表。「『都市型新党』と伝えられているが、私たちは地方の現場を見据えて、国民を守り、日本を救い、霞が関を変える」と述べ、中央集権打破、地方主権の立場を強調した。

 ほかの参加メンバーは滝実前自民党衆院議員、既に離党した青山丘前衆院議員と荒井広幸参院議員。



「証文出し遅れ」「具体性ない」政権公約で批判の応酬 (読売新聞「8月21日」より引用)


 与野党の政策責任者らは21日、テレビ各局の報道番組に出演し、互いの政権公約(マニフェスト)などを激しく批判した。

 自民党の与謝野政調会長は、民主党の政権公約の郵政改革案について「証文の出し遅れだ。後出しじゃんけんのように『郵便貯金の限度額引き下げ』を言った」と指摘した。

 公明党の井上政調会長も「一部労組の反対で民主党はまるごと(郵政民営化に)反対した。無責任だ」と語った。

 民主党の仙谷政調会長は、自民党の「郵政民営化はすべての改革の本丸」という主張に対し、「(郵政民営化で)国連の常任理事国入りができるのか、年金改革ができるのか。こんなインチキな話はない」と反論。

 さらに、「(自民党の政権公約には)具体的なものがない。ちゃんと数値目標を出すべきだ」と批判した。

 共産党の小池晃政策委員長は「民営化すればすべて良くなるとは、『風が吹けば、おけ屋が儲かる』という話だ」と語った。

 国民新党の亀井久興幹事長は「議会政治や民主政治を否定する動きは日本を危険な方向に導く」と述べた。


―はじめに断っておきます、今回は文章が多いので記事改訂はしておりません。ご了承ください。―

衆院選に向けての各党の動きが活発になって参りました。各党は互いに潰し合いに躍起です。
さて、まずは「ホリエモン」の衆院選出馬について・・・、
確かに知名度は全国区でしょう。しかし、それだけで亀井氏を潰すことができるほどの票を集められるでしょうか?
広島6区は亀井氏の地盤です、堀江社長はまず足場を固めなければならず、その時点で大幅に不利です。
また、堀江氏は
「私の理念や政策を国民に理解してもらうチャンスになる。カネの力で何でも手に入れようとする人が政治で何をするのか」
と述べていますが・・・、企業買収、つまり金の力でなんでも解決しているのはライブドアでしょう!!最初っから言葉が矛盾しています。
これはほぼ確実に落選でしょう、では次の話題。

大樹・・・日本の郵政OBの所属する巨大集票組織のようです。
郵政関連団体の集票能力はかつてほどではないにしても、複数の小選挙区の結果をひっくり返すぐらいの能力は十分にあります。
つまり、自民党はこれまで受けていた支援の一部が敵に回る事になります。これは自民党が経験したことの無い状況でしょう。
果たして集票マシーンが一部敵に回った状態で自民党がどれだけの力を発揮できるのか、これは見物でしょう。

また、今回の衆院選では「マドンナ旋風」を巻き起こそうと、自民党は女性候補者を多数擁立しています。
かつては社民党がこの「マドンナ旋風」を巻き起こし、大幅に議席数を増やすことに成功しました。
しかし、現在は「女性だから」という理由で政治家にはなれないでしょう。今は国民の政治家を見る目も厳しくなっています。おまけに、「マドンナ旋風」を巻き起こした社民党は瓦解状態であり、今は消滅の危機に瀕しています。まあ社民党なんぞ滅んでくれたほうがありがたいですけど・・・。
話が脱線しました。とにかく、顔ぶれが多彩なのは分かりますが、政治家としてやっていける人材はこの中には少ないでしょう。
現に女性政治家で目立っているのは極僅かです。その原因が男性による潰しなのか、ただ単に能力不足なのかは明らかではありませんが・・・。
いずれにしても男性女性関係無く、能力と人格・人望のある方を我々は選び出さなければならないでしょう。

新党「日本」・・・。党名からして大風呂敷ですね、しかも党代表が田中康夫長野県知事ですか・・・。
県知事が党代表というのはこれまでにない事例でしょう。しかし、そんなことはどうでもいいんです。田中康夫自身が改革派の知事だと言うことは有名ですが、同時にワンマンであることを忘れてはいけません。しかも、県下の住人たちには何の事情説明も無いまま党代表に就任。これには長野県民も呆れているようです。
わざわざ「国民新党」と距離を置いたのには何かがあるのでしょう。内部分裂か金の問題でしょうか?いずれにしても、潰しあいにはならないようですが、有権者の投票が分散することは間違いないでしょう。
「国民新党」と「日本」、どちらの新党がより力を見せるのか。それとも共倒れに終わるのか・・・。
私は後者になる可能性が高いと踏んでいますが・・・。今後の動向を注視したいと思います。

そしてテレビ番組の収録で互いの潰しあい・・・。いつもの事とはいえ醜い争いです。相手を叩くより自らを良く見せることのほうが受けはいいと思うのですが・・・。まあ、政治は相手を潰すことも戦略です。
さて、いずれの政党も時代の主流にのり「マニフェスト」を作成。それをアピールすることで国民に投票を訴えかけています。しかし・・・、
どの政党も決め手にかけるものばかりです・・・。
自民党は郵政民営化に関しては詳細なマニフェストを作成し、そのアピールも積極的です。しかし、それよりも重要であろう年金問題・自衛隊関連の防衛問題・失敗に終わった国連常任理事国入り及び国連改革・・・。まったくもって詰めが甘いものです。
民主党は輪をかけてひどいです。どれも具体的な指標はありません。かなりの部分は自民党の二番煎じでしょう。これは後出しと言われても仕方なく、結局はいつものように相手の批判に全力を挙げている状況です。
第一位・第二位の政党がこれですから・・・もう見てられません。政治家個人を見る「小選挙区」はいいにしても、「比例代表」の投票は比較が難しいでしょう。皆様も早いうちから投票する政党はお決めになっていたほうがいいでしょう。



ついでにおまけです。

欧州系ファンドマネジャー、小泉首相の衆院選勝利を予想 (ロイター通信「8月23日」より引用)


 [ロンドン 22日 ロイター] ロイター通信は欧州を拠点とするファンドマネジャー10人に対し、9月11日衆院選について調査を実施した。その結果、小泉首相が勝者になり、改革への期待感から投資家は日本株購入を増やすと欧州系ファンドマネジャーが予想していることが明らかになった。

 調査対象の10人中9人が、自民党が民主党に勝ち、小泉首相が続投するとの見通しを示した。調査は8月17日から22日にかけて実施した。

 小泉首相の勝利が日本株にとってプラス材料と答えたファンドマネジャーは10人中9人で、中立的と答えたのが1人だった。5人は円にとってもプラス要因になるとしている。

 JPモルガン・フレミング・インベストメント・マネジメントのファンドマネジャー、スティーブン・ミッチェル氏は「有権者は改革や民営化に賛成票を投じ、小泉首相に、これまで以上に強力に推進することへの信任を与えるだろう」と述べた。

 <民主党勝利の場合>

 民主党が勝利を収めるにしても、岡田代表は改革を公約していることから、欧州系ファンドマネジャーは市場にとってはプラスとなるかもしれないとみている。ただ小泉首相が再任された場合よりも、その度合いは低いという。

 民主党勝利の場合に日本株が「買い」、と答えたマネジャーは10人中5人だった。2人は「売り」とし、2人は「中立的」と答えた。

 改革や市場にとってあまりよくない結果になり得るのは、自民党が勝利を収めながらも、党利党略により小泉首相を首相の座から下ろすケース。調査対象のマネジャーのうち5人は、その場合は株の売り要因になるとしながらも、そうなる公算は非常に小さいとしている。

 今回の調査では、ファンドマネジャーが株式市場が選挙結果に最も反応すると予想していることが判明した。円や日本国債(JGB)は経済など他の要因により大きく影響されるとみられている。

経済的に見れば「KOIZUMI」続投がいいようです・・・。しかし、自民党勝利で小泉降ろしの可能性は高いでしょう。すでに首相三期目になろうとしているのです。誰が後継になるかは未だに不透明ですが、今回の選挙後、自民が勝利すれば小泉降ろしの動きは起きてもおかしくはないでしょう。

日本の未来はどうなるのかを占う・・・かもしれない今回の総選挙。これからが本当の戦いです。


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