国連安保理拡大案、G4側敗北について(私見)―05.08.12記述

ここに書かれているのはあくまでも新聞記事などについての「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

このような記事を発見しました。以下引用です。

米中、G4案反対で一致 両大使、採択阻止へ協調 (共同通信「8月4日」より引用・一部改訂)


 中国の王光亜国連大使は8月3日、AP通信の取材に対し、国連安全保障理事会新規常任理事国入りを目指す日本など4カ国(以下G4)の決議案採択に共に反対することで米国のボルトン新国連大使と一致したことを明らかにしました。

 米中両国は既にG4提出案に反対の姿勢を明らかにしていますが、両国の国連大使がG4提出の決議案阻止に向けて協力する方針を明確に打ち出したことにより、G4の立場はさらに苦しくなりました。G4との共同決議案策定への対応をめぐり、4日にアディスアベバで開かれるアフリカ連合首脳会議の行方にも影響を及ぼす可能性は高いでしょう。



共同決議案の策定見送り G4、採決断念も (共同通信「8月5日」より引用・一部改訂)


 アフリカ連合(以下AU、所属53カ国)は8月4日、エチオピアの首都アディスアベバで臨時首脳会議を開催しましたが、国連安全保障理事会新規常任理事国入りを目指す日本やドイツなど4カ国(以下G4)とAUとの共同決議案策定の見送りを決定し、協議は事実上決裂しました。協議が決裂した理由としては、新常任理事国に付与する拒否権の扱いなどで意見が一致しなかったことが原因と見られています。国連加盟国の4分の1以上を占める「大票田」であるAUとの連携に失敗したことにより、G4は決議案採択に必要な、国連加盟国の3分の2(128カ国)以上の賛成を見込むことはできず、今後の採決の断念を迫られる可能性が出てきました。

 その場合には、安保理改革の今年の期限とされる9月の国連総会特別首脳会合に向け、国連総会のピン議長による調停案作成などが現実味を帯びることとなります。

 日本外交筋は8月4日、AUの臨時首脳会議の結果を受けて、共同決議案策定と8月中の採決は困難になったとの認識を示しています。



なお、記事原文はこちらから・・・。

これまで、国連安保理改革・新規常任理事国枠の追加についておっかけてきましたが、ついに決着がついたようです。
日本側(G4)の完敗です。G4はアメリカやEU諸国の協力どころか、最大の票田であるAUとの連携にも失敗し、改革案は空中分解・・・一方の中国・韓国・さらにイタリアなどのG4対立派は結束を強め、アメリカという強力な後ろ盾の支援を取り付け、G4側の抵抗を封じました。
これで趨勢は決まりました。日本は常任理事国にはなれません!はっきりと言えます。

アメリカ側は日本の常任理事国入りを支援するとほざいていましたが所詮はリップサービス、口約束でしかありません。それに、アメリカは現在・・・いや、ここ数年は中国との結びつきを強めており、日本は政治的にこれまで以上の冷遇を受けています。アメリカの関心が中国の経済と軍事力に向いていることは明らかであり、そのため・・・つまりアメリカの権益を守るためには日本を簡単に切り捨てるでしょう。

もう日本が国連常任理事国になるチャンスは、しばらくは来ないと思われます。
比較的安定していた小泉政権が解散し、総選挙の実施となり・・・これからしばらくは政治的混乱が発生するでしょう。ただでさえ郵政民営化に没頭していた小泉内閣です・・・、再選が達成されれば国連改革なんぞ二の次にされるでしょうし、小泉以後の場合でもまずは郵政民営化問題の後処理で時間をとられます。そんな中では、たとえアナン国連事務総長の援護があるにしても国連改革に注目が集まるわけはありません。

今回の件はこれで終了です・・・。国連内ではアナン事務総長がクリスマスまでの期間延長を声高に訴えていますが、アメリカは早速反発しており、中国・ロシアなどもこれに同調するでしょう。
勝機はなくなりました。今回の件のおっかけはこれにて終了します。


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