日本の常任理事国入りに更なる試練について(私見)―05.07.04記述

ここに書かれているのはあくまでも新聞記事などについての「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

このような記事を発見しました。以下引用です。

枠組み決議案に事実上反対 国連改革で中ロが共同声明 (共同通信「7月3日」より引用・一部改訂)


 ロシア大統領府は3日、国連の安全保障理事会常任理事国入りを目指す日本やドイツなど4カ国(以下G4)の枠組み決議案に、ロシアと中国は事実上反対するとの共同声明を発表しました。

 声明は
「(国連の)分裂を回避するため、合意の得られていない問題を決定しようとする、いかなる暫定的枠組みの押し付けにも反対する」
としています。

 ロシアのプーチン大統領と胡錦濤・中国国家主席は、7月1日の首脳会談で調印した共同宣言の中でも、G4の安保理改革案(主に常任理事国枠の拡大など)に対する慎重姿勢を表明しており、共同声明はこれをさらに強めたものといえます。9月の国連総会での枠組み決議案採択による決着を目指すG4側にとってはさらに不利な状況となったといえます。



アフリカ連合が独自案 国連安保理拡大 (共同通信「7月4日」より引用・一部改訂)


 アフリカ連合(以下AU、加盟53カ国)は7月3日、リビア北部シルトで外相会合を開き、国連安全保障理事会の拡大をめぐる問題に関して、アフリカに常任理事国2カ国を新たに割り当て、現在3カ国の非常任理事国アフリカ枠を合計5カ国に増やすよう求める独自決議案を国連総会に提出する方針で合意しました。なお4、5両日のAU首脳会議に諮ることと為っている予定です。

 この情報は、首脳会議にオブザーバー参加するため現地入りした日本外交筋が明らかにしたもので、AUの独自案提出は、常任理事国入りを目指すG4側にとって「予想外の事態」(日本外交筋)とのことです。今後G4はAUとの擦り合わせに全力を挙げることになることが予想されます。


記事原文、今回は間違えて破棄してしまったので無しです・・・。

四面楚歌とは正にこの事でしょう。かつては6月中の安保理改革決議案の正式発表を目指し邁進していた勢いが、現在では見事にそがれてしまった形です。
中国側の反発は当然の如くですが、ロシアもここに来て反対姿勢を強めてきました。ロシアもかつては安保理拡大案に対し比較的前向きな姿勢を見せていた時期があり、おそらく裏で何か取引があったものと思われます。
このロシアの反発により、現常任理事国五カ国のうち三カ国(米・露・中)が拡大案に反対していることになります。

また、アフリカ連合も独自案を採択しようとしているという、正直考えづらい展開が起きています。
国連常任理事国は発言力は非常に大きいですが、その分十分な経済力・政治外交力・軍事力が無ければ務まりません(もっとも、この定義だと中国がなぜ常任理事国にいるのかは果てしなく意味不明ですが・・・)。アフリカ諸国で以下の三つを兼ね備え、それを行使できる国は極めて限られます。ただなればいいというものでは無いのです。

アフリカ側の今回の行動はどこかおかしいです。イギリスの拡大案共同提出国からの撤退と言い、明らかにG4側を牽制、いえ排除しようという動きが強いです。すべての始まりがアメリカの拡大案反対表明からだとすると・・・。これはすでに取り返しのつかない事態かもしれません・・・。
これから先、G4側は最大の危機に直面するでしょう。
果たして、それを乗り越えることは・・・無理かなぁ・・・。


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