安保理改革苦境に立つについて(私見)―05.06.29記述

ここに書かれているのはあくまでも新聞記事などについての「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

このような記事を発見しました。以下引用です。

「どの国の安保理入り要望も反対せず」米大統領が言明 (読売新聞「6月28日」より引用)


 ブッシュ米大統領は27日、現在訪米しているシュレーダー独首相と会談行いました。

 会談後の記者会見内で、国連改革に関しては、シュレーダー首相が
「われわれは安保理に(常任理事国として)代表を送る権利を得ることを望む」
と語ったのに対し、ブッシュ大統領は安保理改革以外の広範な改革に取り組む必要性に言及しつつ、
「どの国の安保理入りの要望にも反対はしない」
と述べています。

 これを受けてシュレーダー首相は、
「ドイツに対する反対がないと聞いて喜んでいる」
「意見の違いがあるとすれば、(改革を進める)早さの問題だ」
などと語りました。

 米政府が今月16日に発表した国連改革構想には、
「常任理事国は、日本を含む2か国程度拡大する」
という方針が盛り込まれており、欧州の発言力拡大を嫌うブッシュ政権が、ドイツの安保理常任理事国入りに事実上反対する姿勢を打ち出したものと解釈されています。



安保理改革手順合意できず 日本などのG4案苦境に (共同通信「6月28日」より引用)


 ブッシュ米大統領は27日、訪米中のシュレーダー・ドイツ首相と会談を行い、国連安全保障理事会の改革が必要との認識では一致しました。しかし、常任理事国を6カ国増やすよう求めているドイツや日本など4カ国(以下G4)の「枠組み決議案」の提出時期など改革の手順をめぐっては、合意には至りませんでした。

 ブッシュ大統領は安保理改革を必ずしも優先しない消極姿勢を崩しておらず、G4案は今後より困難な局面を迎える模様となりました。

 大統領は会談後
「どの国の安保理入りにも反対しない」
と述べており、ドイツの常任理事国入りを阻止しない考えを強調。一方で、
「安保理だけではなく、より広範な国連改革が必要だ」
と述べ、国連人権委員会の改善など改革全体を推進する考えを示し、安保理改革だけが突出することを警戒する姿勢をみせています。

 シュレーダー首相は会談後
「(安保理改革の)タイミングをめぐり食い違いがある」
と言明しました。
今年9月の国連総会に安保理改革を実現させたいG4と、安保理拡大を2カ国程度にとどめ、国連改革を総体的に進めたい米国との間にギャップがあることが今回のことで明らかになった形です。



なお、記事原文はこちらから・・・。

国連安保理改革は、アメリカの反対により事実上頓挫した形となっています。
アメリカはドイツの常任理事国入りに反対をしないと、ブッシュ大統領は仄めかしたようですが・・・、
これはリップサービスでしょう、間違いなく。
さて、安保理改革の問題は共同通信の記事に書かれているとおり、一段と険しい状況になっていることがわかりますが・・・、
なぜ同じ国連安保理改革の内容の記事なのに、ここまで二つの記事の内容が違うのでしょうか?

記事の内容と表題に関して言えばどちらの記事も矛盾は特にありません。しかし、二つの記事では意味の捉え方がまったく逆です。
かたや讀賣新聞は、アメリカが柔軟な対応をしているかのような内容。
かたや共同通信は、アメリカがドイツを含むG4への対立姿勢を明確にしているかの内容。
情報の真偽については共同通信の記事がより適格だと思われます。しかし、アメリカ万歳な記事を書く讀賣・・・。讀賣の記事を見た限りで判断すると、まるでドイツが一方的にアメリカに楯突いているようにも見えます。

話を元に戻します・・・。
とにかく、アメリカの独断で日本を含むG4が窮地に立たされているのが真実です。
このままずるずると結論が先送りになれば、それこそ韓国や中国の思惑通りになってしまいます。
しかし、条件を緩和し、拒否権のないまま国連安保理の常任理事国になっても意味は無いでしょう。あちらをとればこちらが立たずです。
日本政府はそのあたりをどのように判断するのか・・・、状況を見守っていきたいと思います。




追記・このような記事を発見したので追加します。

共同提案国、現時点で30 G4案でブラジル高官 (共同通信「6月29日」より引用・一部改訂)


 国連安全保障理事会改革で、日本、ドイツ、インドとともに4カ国(以下G4)で常任理事国入りを目指しているブラジルですが、その外務省のパトリオタ副次官は今月29日までに、G4が提出する「枠組み決議案」の共同提案国となることを正式に表明した国は、現時点で「30カ国以上」程度にとどまっていることを明らかにしました。

 副次官は、7月上旬のアフリカ連合(AU)やカリブ共同体・共同市場(カリコム)の首脳会議が終わるまでには
「(さらに)数十カ国が共同提案に加わってくれると思う」
との見方を強調しています。なお、この解答は共同通信の取材に対しての書面での解答です。

・・・訂正、もうだめっぽい・・・(汗)。


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