安保理拡大にアメリカが別案を提示について(私見)―05.06.22記述

ここに書かれているのはあくまでも新聞記事などについての「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

このような記事を発見しました。以下引用です。

常任理拡大、日本と1カ国 独認めずとブッシュ政権 (共同通信「6月17日」より引用・一部改訂)


 バーンズ米国務次官は16日、国連安全保障理事会の常任理事国拡大について新規参入の常任理事国は「日本を含む2カ国」にとどめるべきだとの公式見解を初めて示しました。また同日の米紙ニューヨーク・タイムズの記事によれば、日本と発展途上国1カ国の合わせて2カ国の常任理事国入りを認める方針だとの情報を伝えました。常任理事国増加に関する米国の具体的方針が明らかになったのは今回が初めてです。

 これは常任理事国入りを目指して連携する日本、ドイツ、インド、ブラジルの4カ国(G4)のうち、ドイツを認めない姿勢を明らかに示したことになります。

 バーンズ次官はG4の「枠組み決議案」を支持できないと表明し、また安保理改革について、今年9月の国連総会をめどに一定の結論を得たいとの見解も示しました。

 同紙によると、米国は新常任理事国2カ国のほか、少数の非常任理事国の増加を認めたということです。




安保理拡大、G4が結束し提案することに変化ない=官房長官 (ロイター通信「6月17日」より引用・一部改訂)


 細田官房長官は17日、米国が国連安全保障理事会の拡大について、常任理事国を日本を含む2カ国程度、非常任理事国を2、3カ国とする案を提唱する方針を明らかにしたことに関連し、「G4」(日本、ドイツ、ブラジル、インド)が結束し、提案することに変化はないとの考えを示しました。これは閣議後の会見で述べられたものです。

 細田官房長官は、
「これからありとあらゆる各国の案があって、その中で調整していくものと承知している」
とし、その上で
「4カ国による提案、その結束を重視しつつ、今後調整を進めることに変わりない。米国の考えは考えとして、わが国も考えを煮詰めていく。多数の国々と話をしていくが、米国の考え方が国際的にどう理解を得られるかも注視したい」
と述べました。

 また、
「4カ国で協議、結束し新たな枠組みつくろうと合意しているので、実現したい。(米国の方針と4カ国の提案の)両案が並び立つかというと並び立たない」
と語り、常任理事国入りに向けては、
「まだまだこれから。いろいろな本音と建前が出揃って調整していくのが国連の調整の仕方だ。これから変化、バリエーションが出てくる」
との見通しを示しました。

 米国務省のバーンズ次官は、
[米国は、国連安全保障理事会の拡大について、常任理事国を2カ国程度、非常任理事国を2ないし3カ国とすることを望むことを初めて明らかにした。ただ、安保理拡大問題については、アナン国連事務総長のより広範な改革案が検討される今後3カ月において、保留しておくことができ、議論に時間が割けない、]
としています。

 バーンズ国務次官とパターソン米国連臨時代理大使は、安保理常任理事国入りについて、日本を支持していることをあらためて表明しましたが、他の国には言及していません。外交官らの情報によれば、米国はインドを支持する可能性はありますが、ドイツには反対しているとのことです。



なお、記事原文はこちらから・・・。

アメリカの国連安全保障理事会の拡大についての公式見解がついに出ました。
字面のとおり受け取ると、日本を支持しているようにも見えますが、・・・たぶん違います。
結論から述べれば、これはG4の瓦解を狙ったものだと考えられます。アメリカはこのような非現実的な提案をし、時間を稼ぐことで「常任理事国拡大案」を無効にしようとしている、と私は考えます。

これまでに、現常任理事国で今回の常任理事国の拡大案に対し、賛成の意を示したのはフランスだけです。イギリスとロシアは態度が不明、中国はあからさまにこちらを妨害してきています。
そして今回のアメリカの行動・・・、このままではまずいでしょう。

日本を含む、G4各国は連携を強め国連改革に乗りださなければなりません。


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