オンライン購入した健康食品から無認可成分について(私見)―05.05.25記述05.06.03記事追加

ここに書かれているのはあくまでも新聞記事などについての「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

このような記事を発見しました。以下引用です。

ダイエット食品で健康被害 未承認薬検出、回収を指示 (共同通信「5月25日」より引用・一部改訂)


 24日、厚生労働省の発表によると、岡山県在住の30代と40代の女性2人がインターネットを通じて購入したダイエット用健康食品から、
国内未承認の医薬品「シブトラミン」
麻薬取締法で規制されている向精神薬「マジンドール」
などが検出されたと発表されました。2人は嘔吐(おうと)や頭痛、下痢など症状を訴えているといいます。

 また同日中に、広島県でも同じ商品名の健康食品によって同県呉市の20代の女性が被害を訴えています。やはりその健康食品からは「シブトラミン」など3種類の国内未認証医薬品成分が検出されたとのことです。
富山県でも20代の女性から健康被害の連絡があり、厚労省は各都道府県に同じ商品名の健康食品の回収を行うよう指示しています。


なお、記事原文はこちらから・・・。

現在、インターネットの普及により世界中の様々な国・地域からいろいろな商品をオンラインで購入することができます。その利便性は非常に有効です。
しかし、その中には日本で許可されていない、商品を取り扱っているサイトなどもあり、購入するかどうかの判断は慎重に行う必要があります。
今回の件ではオンライン購入をしたダイエット用健康食品から、日本では無認可の成分が検出されました。製品の情報に軽く目を通したのですが、大半の商品が中国製、もしくは中国産の原材料を日本で加工した物でした。

中国では、日本国内では出回っていない漢方薬などが大量にあります。それらの中には効能のある物もあるでしょう。
しかし、今回のケースでは実際に健康被害が出ており、回収は迅速に行われる必要があります。
効能・副作用の項目を見た限りでは、どうやら中枢神経系や交感神経にかかわる成分のようです。これらの種類のものは、用法・用量を正しく守っても体質によっては副作用が出る危険が高いでしょう。無認可の成分らしくハイリスクハイリターンなものですね・・・。

インターネット通販は非常に手軽で便利ですが、常に不透明な取引を行うということを肝に銘じておかなければ為りません。自分の面倒は自分で見る。それができない方はインターネット通販に手を染めるべきではないでしょう・・・。今回の事例のようになられてはいい迷惑なのですから。


以下、厚生労働省ホームページからの薬品成分に関わる情報の引用です。

医薬品成分(シブトラミン、脱N−ジメチルシブトラミン)が検出されたいわゆる健康食品について
(この情報は、各県等によりそれぞれ報道発表されたもので、厚生労働省においてもプレスへ情報提供を行っているものです。)

 下記製品を服用された方で、健康被害事例が報告されており、当該製品による健康被害の疑いがあります。これらの製品は、医薬品の成分が検出されており、健康被害の発生するおそれが否定できないと考えられます。



1. 商品名: 貴宝美健(きほうびけん)、軽身美人(けいしんびじん)、爽健美人(そうけんびじん)
 注)同一製品が3つの商品名で販売されております。
標榜: ダイエットサポート
原産国: 中国産原材料をもとに、国内で錠剤化
形状: 三角形の錠剤
検出された医薬品成分: シブトラミン 貴宝美健、軽身美人
脱N−ジメチルシブトラミン 貴宝美健、爽健美人
注) 貴宝美健には、シブトラミンを含有する製品と脱N−ジメチルシブトラミンを含有する製品があります。


備考: 心拍数増加(1例)が報告されており、本品による健康被害の疑いがある。
(平成15年11月7日に宮崎県、同月18日に富山県、同月19日に福岡県、同月27日に厚生労働省、福岡県発表)


2. 商品名: 美的身源(びてきしんげん)
標榜: 納豆菌ダイエット
原産国: 中国産原材料をもとに、国内で錠剤化
形状: 三角形の錠剤
検出された医薬品成分:シブトラミン、脱N−ジメチルシブトラミン
(平成15年12月11日福岡県発表)


3. 商品名: 美姿宝(びそうほう)、スリムデール・プロ
注)同一製品が2つの商品名で販売されております。
標榜: 納豆菌を使ったダイエット 等
原産国: 中国産原材料をもとに、国内で錠剤化
形状: 三角形の錠剤
検出された医薬品成分:脱N−ジメチルシブトラミン
(平成15年12月26日福岡県発表)


4. 商品名: VENUS LINE21
標榜: 体内の脂肪吸収を抑える等
原産国: 中国
形状: カプセル
検出された医薬品成分:シブトラミン
備考: 本品の摂取との因果関係は不明であるが、循環器不全による死亡(女性1例)が報告されている。
(平成16年7月29日岩手県、宮城県発表)


5. 商品名: EVERHEALTH
標榜: Slimming
原産国: 不明
形状: カプセル
検出された医薬品成分:シブトラミン
(平成17年3月24日福岡県発表)

(参考)
 シブトラミン
 海外では医薬品としての承認があります(国内は未承認)。
  (適応:肥満症の治療)
  作用:中枢性食欲抑制作用
  副作用:血圧上昇、心拍数増加、頭痛、口渇、便秘、鼻炎 等

 脱N−ジメチルシブトラミン
国内外で医薬品としては承認されておりませんが、シブトラミンの主要活性代謝物の1つであり、シブトラミンと同様の作用を有すると考えられ、健康被害が発生するおそれが否定できません。


照会先
医薬食品局監視指導・麻薬対策課
電話03−5253−1111
担当:遠藤、森田(内2762)



マジンドール等を含有する無承認無許可医薬品
によると疑われる健康被害について

 インターネット等を利用して痩身目的で購入したダイエット用健康食品による健康被害が報告され、当該製品の成分を分析したところ、本日、医薬品成分が検出されましたので、下記の通りお知らせいたします。



1. 概要
 ダイエット用健康食品による健康被害が岡山県内で2例報告され、当該製品の成分を国立医薬品食品衛生研究所で分析したところ、本日、医薬品成分である「シブトラミン」、「マジンドール」等が検出されました。
 なお、本日、富山県から同一の名称の製品による健康被害が1例公表されました。製品の成分については現在富山県で分析中です。
 また、本日、広島県からも同一名称の製品についての健康被害1例の報告が、公表されています。

2. 医薬品成分を検出した製品の名称等(製品表示)
 名称:天天素(天天素清脂こう嚢)注
 注)こう:月交(にくづきに交)
 形状:カプセル
 製造業者名:野馬生物(広州)保健品有限公司  製造所:広州市机  路建並工並区121号


3. 報告された健康被害事例
1)  健康被害を受けた者:女性(40代、岡山県在住)
 健康被害の状況:眩暈、嘔吐、下痢(水様便)、頭痛等

2)  健康被害を受けた者:女性(30代、岡山県在住)
 健康被害の状況:下痢、嘔吐、頭痛、喉の渇き等

3)  健康被害を受けた者:女性(20代、富山県在住)
 健康被害の状況:下痢(軟便)、だるさ、食欲減退等
 (富山県発表資料参照)

4)  健康被害を受けた者:女性(20代、広島県在住)
 健康被害の状況:下痢、腹痛、食欲不振等
 (広島県発表資料参照)

これらの製品を服用されている方は、服用を中止いただき、製品の服用が原因と疑われる症状を示している場合には、医療機関や最寄りの保健所まで相談してください。

4. 検出された薬物について 1) シブトラミン ○ 肥満症治療剤(国内承認なし)  適応: 肥満症の治療(肥満における体重減少及び体重減少の維持)
 副作用: 頭痛,口渇,便秘,不眠及び鼻炎等
 その他: 米国の添付文書に警告として,「血圧及び心拍数の増加」が記載されている。

2) マジンドール ○ 食欲抑制剤(麻薬及び向精神薬取締法 第3種向精神薬)
 適応: 食事療法、運動療法の効果が不十分な高度肥満症
 副作用: 口渇感,便秘,悪心・嘔吐,睡眠障害,胃部不快感等
 重大な副作用: 薬物依存性,肺高血圧症
 常用量: 成人1日1回0.5mg、最高1.5mgまで

5. 今後の対応
 これらの製品については、国及び関係都道府県において調査、回収等の必要な措置を行うとともに、同様の事例についての取締りの強化、再発防止に努めることとしています。

関連情報がみつかったので追加します。

福岡、大分でも計4件被害 ダイエット食品問題 (共同通信「5月27日」より引用・一部改訂)


 中国製とみられるダイエット用健康食品「天天素 清脂☆(月ヘンに交)嚢」による健康被害が各地で報告されている問題で、27日、新たに福岡県と大分県で計4件の被害が出ていたことが分かりました。いずれも購入経路はインターネットを介してのものです。

 被害者はすべて女性で、福岡県大牟田市内の30代1人と北九州市内の20代2人、大分県内の20代1人の4人がこれまでに判明しています。下痢や吐き気、めまいなどの症状を訴えていましたが、服用中止後に回復したそうです。

 東京都は26日に、同食品の服用が原因とみられる10代の女子大生の死亡例を公表しており、両県はただちに服用を中止するよう訴えています。



健康被害は20都県44人 ダイエット食品「天天素」 (共同通信「5月30日」より引用・一部改訂)


 ダイエット用健康食品「天天素清脂☆(月ヘンに交)嚢」を使って健康被害を訴えた人は5月30日午後7時現在に判明したもので、20都県の44人に上ることが厚生労働省の集計で分かりました。また、初めて男性の被害者も報告されており、神奈川県の40代の男性が下痢や目のかすみの症状があるということです。

 「天天素」からはこれまでに、
国内未承認の医薬品成分「シブトラミン」
向精神薬「マジンドール」
の二つの成分が検出されています。しかし、福島県や広島県がさらに詳しく分析した結果、米国の動物実験で発がん性が報告された「フェノールフタレイン」も検出されており、毒性はかなりのものであると推測されます。

 厚労省に調べによると、健康被害が報告されたのは宮城から大分までの20都県、また都県別では福島の9人が最も多く、神奈川と岡山が各4人、広島と福岡が各3人などとなっています。なお頭痛や吐き気、目まいなどを訴えていた東京の10代の女性は死亡しており、対応が急がれています。

記事原文は上のものとまとめてあります。

先日健康被害が確認された中国製の健康食品「天天素」ですが、ついに死者が出てしまいました・・・。
上記の成分に加え、食品からは検出されるはずの無い(または極々微量しか検出されない)化学成分、「フェノールフタレイン」まで出てきました。
こんなものまで出てくる食品は有毒物質と言っても過言ではない物だと思います。

日本国内で販売されている健康食品・健康補助食品・特定保健用食品などは、国内法による一定の基準をクリアした安全な(それでも人によっては副作用がでる物もあります、念のため)成分で作られています。そのため、使用上の注意さえ守れば悪影響が出ることはありません。もちろん個人差はありますが・・・。
これまでにも海外で販売されている健康食品などをネットで購入し、健康被害が出たケースはあります。しかし、今回のケースでは死者が出ており、深刻な被害が出ています。
すでに対策処置は為されていますが、被害の全貌が明らかになるのはこれからでしょう。
できる限り少ない被害であって欲しいものです・・・。

最後に、重ね重ねのことになりますが・・・、
インターネットを利用しての通信販売は非常に便利です。しかし、自分の思ったとおりの商品が手に入るという保障はありません。自分を守るのは自分自身です。そのことを肝に銘じてインターネットを利用しましょう。

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