痛風治療の新見解について(私見)―05.03.10記述

ここに書かれているのはあくまでも「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

このような記事を発見しました。以下引用です。


<痛風>「ビールを飲んでも治る!」鹿児島大教授が自ら実験 (毎日新聞「3月6日」)


 「痛風はビールを飲みながらでも治る!」(小学館文庫)と、意表を突いたタイトルの本が反響を呼んでいる。著者の鹿児島大学病院の納(おさめ)光弘教授(63)は大のビール党で、痛風の専門医。皮肉にも痛風を患ったが禁酒したくないあまり、自らを実験台に因果関係を研究した。その経緯を昨年11月に出版したところ「実用書では異例の売れ行き」(小学館)で、2月までに4万部を超えた。

 痛風は偏った飲食などの生活習慣が原因。体内にプリン体がたまり、その老廃物・尿酸の血中濃度が高い状態が続くことで、発作により関節に激痛が走ったり、腎臓障害を起こす。

 納教授はビール好きで毎晩飲酒を重ね、一晩で最高9リットル飲むなどの生活を続けた。01年8月に通風の発作で右足の激痛に襲われ、初めて患者の苦しみを味わった。

 ビールは「痛風の敵」とされてきた。アルコール自体に尿酸の発生を促す働きがあるうえ、100グラム中のプリン体含有量が5.11ミリグラムあり、日本酒(1.22ミリグラム)やウイスキー(0.13ミリグラム)に比べ群を抜いている。

 「ビールをやめないと駄目なのか」。悩んだ末、自分の体で調べようと決意。暴飲や禁酒を繰り返し、約2年間かけて血液や尿を検査。その結果、納教授の場合、1日750ミリリットルまでならむしろ痛風に悪いストレスを緩和し、尿酸値も下がった。350ミリリットル缶で2本、瓶なら大瓶(633ミリリットル)1本が目安だ。

 納教授は「ビールはむしろ善玉」と強調。「ビールのプリン体は、白米(100グラム中25.9ミリグラム)、ホウレンソウ(同54.5ミリグラム)、納豆(113.9ミリグラム)などと比べても少ない。アルコール類の中では多いが、ビールは水分も多く、合併症の尿路結石の予防にもなる」と話す。

 痛風は接待や付き合いが避けられない働き盛りの30代の男性に多い。納教授は「アルコールの許容量を把握し、自分のペースで飲むのが望ましい」と話している。【高橋咲子】

 ■ことば=尿酸

 食物に含まれたり体内でつくられたプリン体が、肝臓で分解されてできる老廃物。血液中の許容量を超えると、尿酸塩をつくり結晶化する。更に高濃度の状態が数年続くと、関節の内面に沈着した結晶を白血球が攻撃することで激痛が発生する。腎臓障害を起こすほか、心筋こうそくや脳血管障害などの発生する危険性も高くなる。


これは面白い研究結果だと思います。私も痛風の治療にはビールの禁酒は当たり前だと習っていました。が、これで常識が覆る可能性も出てきたといえるでしょう。
最近では低プリン体のビールなども増えてきましたが、最近減りつつあるビール好きの方には朗報でしょう。
ただ、これはまだ少数の実験結果に過ぎませんし、こういったものは個人差があるのが当たり前です。本文中にもあるように「アルコールの許容量を把握し、自分のペースで飲むのが望ましい」というのが正しい見解でしょう。
この情報に関しては続報が期待できそうです。

尿酸について、補足
尿酸は尿中に排出されますが、腎臓の機能などにより50%は体内に戻ってきてしまいます。
これは腎臓の再吸収機能のせいなのですが、重要な栄養成分である「ビタミン・ミネラル」などを再吸収する際に尿酸も一緒に吸収してしまうからです。

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