市町村合併の光と影について(私見)―05.02.28記述

ここに書かれているのはあくまでも「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

このような対照的記事を発見しました。以下引用です。


新・日光市誕生か、異例の2度目住民投票で賛成7割超 (読売新聞「2月28日」より引用)


 合併か単独かで真っ二つに割れた市議会の論争に決着をつけるための住民投票が栃木県日光市で27日行われ、今市市など近隣4市町村との合併に賛成する票が7割を超えた。

 開票結果を受けて一部反対派市議が賛成に回ることを表明。民意を置き去りにした3年越しの対立は、新・日光市誕生に落ち着く見通しとなった。

 同市では2003年12月にも合併の枠組みを問う住民投票が行われ、合併賛成がほぼ3分の2を占めた。このため、市は06年3月の合併を目指して協議を進め、昨年12月に協定書調印にこぎ着けた。

 ところが、市議会は、賛成派9人に対し、「今市市に飲み込まれる」などとする反対派が9人で勢力伯仲。賛成派の議長が採決に加われないため、合併関連議案は否決された。怒った賛成派住民が条例制定の直接請求を行い、異例の2度目の住民投票を実現させた。

 昨年12月の市議会で議案否決が確実になったことから責任を取って辞表を提出、その後撤回した真杉瑞夫市長は、「5市町村で進めてきた合併協議に市民の理解が得られた。ほっとしました」と、住民投票結果に感無量の様子だった。

 今回の開票結果は、合併賛成7150、反対2520だった。


「南セントレア市」不成立 住民投票で合併反対 (共同通信「2月28日」より一部改定引用)


 隣接する市に開港した中部国際空港の愛称にちなんで合併協議会が決めた新市名「南セントレア市」を、住民の反対で白紙に戻した愛知県の美浜町と南知多町で27日、合併の是非を問う住民投票があり、即日開票の結果、両町で反対票が上回った。

 美浜町では投票率72・79%で合併への反対10878票、賛成3384票。南知多町では投票率68・87%で反対8063票、賛成票4701票。

 一方、住民投票に併せて両町で行われた新市名の住民アンケートで「南セントレア市」は、「南知多市」10296票、「美浜市」2253票に続く3位の1988票だった。

財政状況の厳しい両町の合併に「メリットがない」と慎重な住民が多いうえ、公募で寄せられた新市名候補にもない「南セントレア」が先行したことで、「住民無視の合併だ」などとする反対票が伸びたとみられる。

 合併協会長の斎藤宏一美浜町長、同副会長の森下利久南知多町長は同日夜、「住民の審判を真摯(しんし)に受け止め、合併はしない」などと協議会解散を示唆。新市名論争は、その前段の合併が消滅したことで終止符が打たれることとなる。

計画では、合併後の新市は来年3月、中部空港がある同県常滑市の南に隣接する予定だった。


この対照的結果はどちらも住民の意思が反映されたものです。
日光市の合併については事前情報は掴んでいませんでしたが、南セントレア市は聞いたことがあるという方も多いと思います。
日光市の合併は住民も納得した上であり、議会の反対派の暴走を止めた形になりました。市長が辞任を決断しなければならないほど、市町村合併は難しいものです。そして、必ずしも議会は民意を反映した結果を出すとは限りません。
それが「南セントレア市」の結果だと言えるでしょう。
まあ、両町長辞任の事態に流れは変わっていくかと思われます。
なんにせよ、民意が反映される形となった今回の合併騒動。これからも日本各地で起こることは間違いないと思われます。

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