アフリカゾウ急増と自然環境とのバランス(私見)―05.02.02記述

ここに書かれているのはあくまでも「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

職場で興味深い内容の記事を発見したので、私の考えを交えつつ書き記します。

アフリカにて野生の象が急増、政府は間引きを検討「エネルギーと環境No1827(05,01,27)より」

南アフリカ「クルーガー国立動物公園」では現在約1万2000頭の象がおり、あまりにも多いため間引き、つまり類別して殺すことが検討されているそうです。
なぜ象の間引きをしなければならない状況なのかというと、象が増えすぎたのがそもそもの原因なのですがそれによって公園内の多くの樹木が全滅してしまっているからだそうです。象は木の根まで掘り起こして食べる習慣があり、それによって木は再生不可能な状況になってしまいます。このような状況は南アフリカ全体でも問題化しているそうです。

南アフリカ全体で現在アフリカゾウは約1万7000頭生息しているそうです。一時は象牙目当ての乱獲によってアフリカゾウは絶滅危惧種に指定されていましたが、現在は逆に増えすぎてしまい自然環境に影響が出ているという皮肉なことになってしまっています。
南アフリカ全体でアフリカゾウは年に7%の割合で増加を続けており、このままではさらに自然環境に悪影響を及ぼしかねない状況です。
クルーガー国立動物公園では一年間で最大600頭の間引きが許可されているのですが、これではアフリカゾウの急増に対処しきれないため法案の改正を検討しているそうです。しかし、間引き頭数の増加は動物愛護団体に阻止されてしまっているそうです。
また、アフリカゾウは複数の家族集団で生活をしており、社会性の高い動物だということが近年明らかになってきています。このため、ひとつの家族全体を間引きすると周辺のアフリカゾウの家族にまで影響を与える可能性が高いらしく、間引き以外の方法をとる方向に向かっています。

現在挙げられている方法を記述すると、
1.他の地域に移す
これは、ひとまず増えたアフリカゾウを南アフリカ国外のアフリカゾウが生息可能な環境に移送する方法です。しかし、結局増えたアフリカゾウがさらに増える可能性がある上に、アフリカゾウは新しい土地に慣れるのに15〜20年はかかるといわれるためこの案は厳しいと思われます。
2.公園の増設
上記の理由によりこれも厳しいでしょう。
3.避妊処置を施す
私が思うに、一番現実的な手段がこれです。これなら確実にアフリカゾウの繁殖を抑えることができると思われます。ただ、どうやってアフリカゾウに避妊処置を施すのかが問題かもしれません・・・。


これまで南アフリカの話題を取り扱いましたが、これは日本、いえ世界中で似たような問題が発生しています。つまり「絶滅危惧種が繁殖しすぎてしまい、自然環境に悪影響を与える」ということです。
日本の場合では、鹿やニホンザルの大量発生が実際問題になっています。
特に法律などで間引きを禁止している動物が繁殖しすぎてしまった場合、対処はとても難しくなります。

自然と人間の共生・・・人間が一方的に動物をコントロールすることはできません。どうやって自然環境との折り合いを付けるか、それを考える時間は・・・刻々と少なくなっていっているはずです。

この文が少しでも、皆様の自然環境に対する興味に繋がってくれることを願います。

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