コラム・兵士たちにとっての大義と士気(私見)―05.01.12記述

ここに書かれているのはあくまでも「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

少々古い情報ですが、まずは以下の文を読んでください。

 スマトラ沖大地震と津波の被災者に救援物資を届けるため活躍中の米軍ヘリ搭乗員らは「イラク戦争より、はるかに満足できる。」と話しているという。スマトラ沖の米空母エーブラハム・リンカーン艦上からロイター通信が1月4日に伝えました。

 同通信によると、艦載ヘリの女性パイロットは「ここでは破壊じゃなくて人助けをしている。」と意気盛んで、被災者に物資を届けて離陸する時、みんな笑顔なのが特にうれしいと話していたそうです。
 ある男性航空兵は「ぼくの人生でこんなに意義深いことは他になかった」と感激し、別の同僚はイラク情勢の混迷ぶりと比較しながら語りました。
「ここでは立派な大義のためだということが分かっている。」

 イラク戦争は米国民の間でさえ否定的見方が広まり、米兵の思いは屈折・複雑化しているようです。救援活動の文句なしの「正しさ」が使命感を満足させているのは明らかではないでしょうか。

 なお同空母はイラク戦争開戦前からペルシャ湾に展開し、戦闘攻撃機「F/A−18」などを配備しています。また、帰着直前の03年5月1日、ブッシュ大統領が航空機で飛来し、艦上で「大規模戦闘の終結」を宣言した経緯があります。

[毎日新聞1月5日]より引用

この記事にはいかにアメリカ兵が疲れているか、そしてイラクでの状況が厳しいかが如実に現れていると思います。イラクでの戦いは現在も混迷を極めており、アメリカ軍に対する攻撃は止む気配がありません。しかもアメリカ自体がイラク戦争を否定的に見始めており、士気の低下はかなりのものであると思われます。
しかし、今回の災害派遣では「現地の被災者がアメリカ軍を歓迎しています」(もちろん全ての人々がそうとは考えられませんが・・・)。これは近頃のアメリカ軍の兵士たちが味わえなかった喜びであると思います。冷たい目で見られながら上からの指示で動くのよりも士気が上がるのは明らかでしょう。

さて、天下のアメリカですらイラク戦争の事後処理と復興にはかなり疲労しているのですが、我が日本はどうなのでしょうか?つい先日も自衛隊宿営地付近に攻撃があったようですし、現地の自衛官の皆様の苦労は想像を絶するものだと思います。しかも、国民からの支持も大して無く、自衛隊に出来る任務はかなり限定されたものです。おそらく現場では士気を維持するのに大変な労力を割いていると思われます。

はたして日本の政治家は、現地の自衛官の方々の士気を維持させられるのでしょうか?そして、いつ自衛隊は任務を完遂し、帰還できるのでしょうか?
自体の推移は予断を許せる状況ではないようです・・・。

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