イラク自衛隊派遣延長について(私見)―04.12.11記述

ここに書かれているのはあくまでも「管理人の私見」です。鵜呑みにしないでください。

つい最近イラクへの自衛隊派遣期間の延長が可決されました。国民の半分以上がこの派遣延長に対して不信感を持っているようです。

たしかに、派遣地域である「サマワ」は治安が「比較的」安定しているとはいえ、自衛隊に対して威嚇があり、しかも来年三月にはオランダ軍が撤退するため自衛隊は丸裸になる危険があります。今、政府はイギリス側に自衛隊の護衛をしてくれるように頼んでいるようですが、イギリス軍も派遣人数は多くなく人員不足であるためこれは厳しいと思います。

私的には自衛隊の装備をある程度充実させつつ(89式装甲戦闘車の導入など)、地域の有力部族を通しての「自衛隊は軍隊ではない」というアピールを続けることが有効ではないかと思います。もちろんこれまで通り、もしくはそれ以上の復興支援を続けることが前提ですが。

しかし問題はそれだけではなく、首相の対米重視と説明不足に起因していると思います。
「自衛隊のいる地域は非戦闘地域である」と言うことは、はなはだ勘違いもいいところです。この説明で納得する国民はほとんどいないでしょう。

もっとも、今回の派遣延長に際し、法案に若干の修正が加えられたようです。それは、

「活動実施に関する重要事項」に
@現地の復興の進展状況の変化
Aイラクでの政治プロセスの進展状況
B現地の治安状況
C多国籍軍の活動・構成の変化
―などの諸事情を見極め、「必要に応じ適切な措置を講じる」
との項目が追加されました。
これは、場合によっては「即時撤退も考慮に入れる」との判断もできます。しかし、「派遣人員の増加」の引き金にもなりかねないかもしれません。
もっとも、この項目は最初からあってもおかしくないはずなのですが・・・。

最後に、私はイラクに自衛隊を派遣するのに反対ではありません。人道復興支援をするのですから、道義的にはなんら問題はありません。しかし、「理由の説明」と「あくまでも日本国の意思で復興支援を行っている」とのことをしっかりとアピールする必要があります。これを行うことにより、自衛隊が攻撃にさらされる危険は確実に減るはずです(なくなる事はありませんが・・・)。今のままでは「アメリカの金魚の糞」としか思われないでしょう。
国家は説明責任を今こそ果たすべきなのではないでしょうか。

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